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いつも⾵の森をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

風の森は、7号酵母で醸すということが原則のルールです。
風の森がスタートした初年度は多くの種類の酵母を用いて酒造りを行いました。目指す酒質と風の森の仕込水との相性を考えた結果、翌年は6号と7号に絞り、最終的には7号酵母を選択。
以来20年近く、7号酵母のみで醸してまいりました。
酒造りを続けてきたなかで、最後まで風の森の選択肢として残っていた6号酵母で秋津穂を醸せばどうなるのか、興味は尽きませんでした。

そしてスタートしたのが、「風の森 ALPHA 6 6号への敬意」です。

唯一6号酵母で醸す風の森
6号酵母は1930年国税庁技術者・小穴富司雄氏の手により、秋田の新政酒造から発見されました。それ以降に発見された協会酵母の親と考えられています。
「風の森 ALPHA 6 6号への敬意」を醸造するにあたっては、10年来親交を深めている醸造家、新政酒造の佐藤祐輔さんから、6号酵母を分けていただき醸造しました。

精米歩合は再び66%へ
昨年は味わいの奥行きを表現しようと70%精米で仕込みましたが、今年はもう一度66%精米で醸造し、精米歩合を落とさないままの立体的な味わいを目指します。

唯一白麹を用いた風の森
白麹は元々焼酎に使われていた麹で、一般的に日本酒で使われている黄麹では出せない成分、クエン酸を生成します。6号酵母の上質な味わいにクエン酸による豊かな酸味を加えることで、上質でエッジの立った味わいを表現します。

どうぞよろしくお願いいたします。

油⻑酒造株式会社 ⼭本⻑兵衛


風の森ALPHA 6 6号への敬意 2024
奈良県産秋津穂100%使用
精米歩合66%
アルコール分14度
無濾過無加水生酒
500ml3月7日出荷